
ワン・リューミン
チャイナドレス(旗袍)は、満州民族の民族服が元になっている中国風のドレスで、 現在着られているチャイナドレスは中華民国時代に旧来の旗袍のデコレーションを洋服に適用したものです。よって、いわゆる伝統的な民族衣装とは言いがたいものです。
チャイナ服のポイントともいえる、深いスリット、ボディーラインを強調したデザインなどは、実際の中国・架橋社会の女性の日常服に採用されたことは無いそうです。
伝統的な民族衣装では無かったのですね。ちょっと意外です。(Wikipediaより)
まぁ、アフリカから日本に駐在することになった大使館員が、テレビで侍の姿を見て「日本では男性は帯刀していないといけない」と勘違いし、刀を求め走り回ったという逸話があった記憶があります。
異文化を理解するというのはなかなか大変なことです。
マカロニも、大阪に行った時にはお好み焼きをオカズにご飯を食べ、おやつにたこ焼きを食べるという食習慣に戸惑ったものです。
阪神優勝の折の道頓堀ダイブ式では、カーネルサンダース人形を身代わりに事なきを得るも、「お前には浪花のスピリッツが欠けている」と、食い倒れ人形似の阪神ファンにオマリーの素晴らしさを米大統領選でのヒラリーの民主党候補落ちを交えて熱く語られる始末です。
余談になりますが、台湾の航空会社チャイナエアラインでは、客室乗務員の制服がチャイナドレス風で人気があり、雑誌「エイビーロード」等でも常に上位にランキングされていたそうです。
あいにく、2007年に制服は変更されましたが、チャイナドレス風のスタイルは受け継がれているとのことです。
もっとも、チャイナエアラインといえば、事故率の高さに定評があり、2005年の資料によると日本航空の5倍以上だったそうです。
命を取るか、チャイナ服を取るか。なかなか難しい問題です。
2012-12-06 20:30